[お酒の紹介]
2022年01月17日
魅惑的な赤ワイン【リシュブール】
リシュブールの産地
リシュブールは、フランス、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイの、ヴォーヌ・ロマネ村にある6つのグラン・クリュの1つです。
ヴォーヌ・ロマネ村はコート・ド・ニュイ地区の、ヴージョ村とニュイ・サン・ジョルジュ村の間にあります。
ヴォーヌ・ロマネ村は、「神に愛された村」とたとえられており、人気や知名度だけでなく、その実力でこの村に勝るものはないとされています。
リシュブールは、ヴォーヌ・ロマネ村のちょうど真ん中辺りに位置しており、畑の総面積は8.03haで、ヴォーヌ・ロマネの中では2番目の広さです。
リシュブールという名前の由来は定かではありませんが、リシュブールには日本語で「豊かな街」という意味があります。
この地には粘土鉱物が多く含まれることから、複雑で華やかなアロマの上質なワインが生み出されるとされています。
リシュブールの特徴
リシュブールとは、フランス、ブルゴーニュ地方にあるグラン・クリュで、この畑から収穫されたピノ・ノワールから作る赤ワインのことを指します。
リシュブールでは赤ワインのみが生産されていて、基本的には少なくても10年は寝かせ、20〜30年にわたり熟成されられます。
そのため、複雑でアロマの果実味に富んだ魅惑的なワインに仕上がります。色合いは濃いルビー色で、熟成されるほどに真紅色に変化していきます。
リシュブールは世界最高のピノ・ノワールと称され、豊満で気品に溢れ、その官能的な味わいは、世界中のワインを愛する人たちの憧れの的となっています。
リシュブールの主な生産者
リシュブールの主な生産者には、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)、アンヌ・グロ、AF・グロ、グロ・フレール・エ・スール、モンジャール・ミュニュレ、ルロワ、メオ・カミュゼなどが挙げられます。
この中でも、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)はリシュブールの畑全体の約45%を所有しており、常に安定したワインを生産しています。
数あるリシュブールの中でも、「リシュブール・グラン・クリュ ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」はその香りが「百の花を集めてきたような」と形容されるほどのおすすめの逸品です。
その味わいは、果実感に富んでいて、力強く、非常にリッチでゴージャス感に溢れていて、世界中のワイン愛好家たちから最もブルゴーニュらしいと高く評価されています。