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2022年01月21日

ポムロールの王【シャトー・ペトリュス】

シャトー・ペトリュス

シャトー・ペトリュスの概要



シャトー・ペトリュスは、世界で最も高値で取引されているワインの1つで、あの五大シャトーを凌ぐとまで言われている「ポムロールの王」です。
正確には、シャトー・ペトリュスはフランスボルドー地方のポムロール地区にある生産者のことで、ここで生産されるワインをペトリュスと呼びます。
ボルドー地方を語るにはメドック地方の五大シャトーが欠かせませんが、格付けがないポムロール地区の中でも、シャトー・ペトリュスはシャトー・ル・パンと並んでこの地区を代表する2大高級ワインとして特別扱いされており、ワイン愛好家であれば誰もが一度は飲んでみたいと思っている逸品です。
高給ワインであるシャトー・ペトリュスの気になる価格は、安いものでも1本30〜40万円もするため、誰でも口にできるものではありません。

シャトー・ペトリュスの原材料



ワインの味を決めるのは、その原材料となるブドウですが、シャトー・ペトリュスに使用されるブドウの品種には、メルローとカベルネ・フランがあります。
ほとんどのシャトー・ペトリュスにはメルローが使われており、その割合は95%で、残りの5%にカベルネ・フランが使用されています。
メルローを使用したワインの特徴は、あまり期間を置かずに早飲みできことと、比較的軽めのミディアムボディのワインとなりやすいことです。
ただし、シャトー・ペトリュスで生産されるワインは数十年の長期熟成を要し、そのためスケールが大きな逸品になるという魅力があります。
また、シャトー・ペトリュスが所有する畑の土壌は、膨潤性のある粘土が表土に出ている珍しい黒粘土であり、これが味の決め手となっているとされています。
メルローとこの土との絶妙な相性が、シャトー・ペトリュスの肉厚でまろやかな味を造ると言われています。

シャトー・ペトリュスの歴史



シャトー・ペトリュスの歴史は、1889年のパリ博覧会で金賞に輝いたことから始まったといっても過言ではありません。
シャトー・ペトリュスの名声が世界に広がるようになったのは、マダム・ルーバが単独オーナーになってからです。
格付けもない無名ワインが、歴史ある五大シャトーを凌いで最高価格のワインになったのはまさに奇跡で、奇跡を起こせたのは彼女の尽力によるものだと語り継がれています。
マダム・ルーバはこのワインの良さを広めるために、パリだけではなくイギリスやアメリカにも売り込みに行き、イギリス皇室やアメリカのケネディーやロックフェラーなどの名家からも愛される上流社会のステータスシンボルに成長させました。

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