[お酒の紹介]
2022年02月18日
過去3度限定発売された幻の超高級ウイスキー【山崎50年】
山崎50年の概要
山崎50年とは、サントリー酒類(株)から過去に3度発売された、酒齢50年を超える超長期熟成原酒を厳選したシングルモルトウイスキーです。
酒齢50年を超えるモルト原酒を使用したウイスキーは世界的にもかなり希少性が高いことから、過去3度とも発売と同時にすぐに完売となりました。
山崎50年は数量眼底で発売された超プレミアムウイスキーで、2005年と2007年にはわずか50本、2011年でも150本しか世に出ることはありませんでした。
もともと世界で評価されている山崎の原酒ということで、マニアの間では伝説のウイスキーとして知られています。
山崎50年の味わい
山崎50年は、日本産の木材である「ミズナラ」を使った樽により長期間熟成されています。それにより、独特な繊細な香りと非常に濃厚な味わいを生み出されています。
その中身はミズナラ樽特有の赤みの濃く深い琥珀色をしていて、グラスに注ぐと50年以上の歴史を感じさせるまとわりつくような粘土を感じさせます。
そのねっとりとした液体からは、濃厚なチョコレートのような甘みも感じられ、「これが本当にウイスキーなの?」と思うほどの別格な味わいとなっています。
山崎50年の価値
気になる山崎50年の価格は、なんと希望小売価格で100万円となっています。
ウイスキーの価値を知らない人からすれば100万円と聞いて驚愕することと思いますが、ウイスキー愛好家の間ではこれほどの価格でも「安い」と言われたそうです。
いずれも数量限定品であることから、現在では当然のように100万円を大きく超える価格で取引されていて、その価値の高さに驚かされます。
そもそも、2005年と2007年はそれぞれ50本限定、2011年では150限定と、圧倒的に数が少ないことから、市場に出ることも滅多にありません。
山崎50年は海外からの需要も高く、過去に香港でオークションにかけられたときには3250万円で落札されました。このことはニュースになって日本でも紹介され、いかにこのウイスキーに希少価値があるかが証明されました。
最大で150本しか発売されないことを疑問に思う方も少なくないと思いますが、50年という熟成期間を考えれば、150本でもかなりの量であることは理解でき、この先再び山崎50年が発売されたとしても、この数を超えることはないと考えられます。