[お酒の紹介]

2022年02月23日

山崎シェリーウッド、シェリーカスクシリーズの概要

山崎シェリーカスクとは、山崎モルトの中からスパニッシュオーク製のシェリー樽で熟成させた原酒のみを厳選した逸品で、インターネットにより数量限定で発売されたのがはじまりでした。
その後多くのウイスキーファンからの要望により2010年に「山崎シェリーカスク2010」としてリニューアルされシリーズ化されました。
山崎シェリーウッドは、山崎シェリーカスクの原点とも呼ばれるウイスキーで、商品ラベルには「山崎シェリーウッド〇〇○○年」と、西暦年表示がされています。
表記年数に仕込まれたスパニッシュオーク製シェリー樽熟成原酒から10〜15樽前後のみを厳選してヴァティングした商品となっていることから、表記年ごとに味わいが微妙に異なるのが特徴です。
山崎シェリーウッドは、2003年に発売された「山崎シェリーウッド1986」を最後に販売終了となっています。

山崎シェリーウッド、シェリーカスクシリーズの味

山崎シェリーウッド、シェリーカスクシリーズは、いずれもスパニッシュオークでつくられたシェリー樽によって熟成を行なったウイスキー原酒が使用されていますが、ヴィンテージごと味が異なるのが特徴です。
たとえば、2000年に1200本限定で発売された「山崎シェリーウッド1985」は、ドライな口当たりが楽しめて、リッチで重厚な味わいに仕上がっています。
2003年に3600本限定で発売された「山崎シェリーウッド1986」は、長期熟成の独特なウッディ感と厚みのあるずっしりとした味わいが特徴となっています。

山崎シェリーウッド、シェリーカスクシリーズの買取価格

山崎シェリーウッド、シェリーカスクシリーズにはいろいろな種類があって、定価もそれぞれ異なりますが、世界で注目されている山崎ウイスキーの中でも入手が困難な商品が多いといことから、買取価格も高値を推移しています。
そもそも一般の市場には出荷されずにインターネットで限定販売されたことから、生産量の少ない商品に関しては希少価値がかなり高まっています。
たとえば、1997年〜2003年の間に販売された限定ウイスキーの山崎シェリーウッドは、発売当時の価格が2万円前後だったものが、買取市場では20倍以上の価格で取引されています。ヴィンテージによって買取価格は異なりますが、いずれも希少価値が付いているので、飲まずに自宅に保管している方は、品質が低下する前に早めに買取に出すことをおすすめします。