[お酒の紹介]
2022年05月23日
【山崎18年ミズナラ】世界中の山崎ファンがどうしても手に入れたいプレミアムウイスキー
山崎18年ミズナラの特徴
山崎18年ミズナラとは、その名が示すように、サントリー社が保有する樽の中でも、ごくわずかなミズナラの樽を使用し、18年以上熟成させた希少な原酒のみが厳選されたシングルモルトウイスキーです。特徴は、複雑で芳醇なスパイシーな味わいに仕上がっていることで、口に含むと味わいが長く伸び余韻を楽しむことができます。琥珀色をしていて、オリエンタル風の華やかな香りがします。2017年に発売された「山崎18年ミズナラ2017 EDITION」は、国内向けの1,500本、海外向け3,500の限定品でしたが、注文が殺到してあっという間に完売し、すぐにプレミア価格がついたほどです。
山崎18年ミズナラの香味が生み出された経緯
ミズナラとは、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹で、温帯の落葉広葉樹林の代表的な構成種です。ウイスキーの熟成には主にオーク材が使用されますが、第二次世界大戦の終戦後、日本ではオーク材の調達が困難になりました。山崎18年ミズナラの最大の特徴は、ミズナラ樽原酒が醸し出す独特の香味ですが、実は苦肉の策として使用されたミズナラの樽で寝かせた原酒は当初木の香りが強すぎて、現在のような高い評価を得ることができませんでした。しかし、その後辛抱強く熟成を続けたことにより、新樽では強すぎた木の香りが豊かな香味に変化していきました。そして今では、ミズナラ樽原酒が生み出すオリエンタルな香味が、世界中で高い評価を受けていて、サントリー山崎の中でも欠かすことのできないキーモルトになったのです。山崎18年ミズナラはミズナラ樽でつくられたシングルモルトウイスキーの真骨頂とも言われていて、高貴で奥深い香味を感じられる仕上がりとなっています。
山崎18年ミズナラの製造元
山崎18年ミズナラの製造元は、大阪と京都の県境の水生野(みなせの)と呼ばれる名水の里にある山崎蒸留所です。
そこは、戦国時代から安土桃山時代にかけての活躍した商人で茶人として最も有名な千利休が茶室を構えたことでも有名な地です。
日本初のモルト蒸留が行われたことから、今では世界中で人気となったジャパニーズウイスキーの発祥の地でもあり、山崎の他にも、「角瓶」「オールド」など日本を代表する銘柄を生み出したこともでも有名です。
山崎蒸留所の初代所長は、ニッカウヰスキーの創業者であり、日本のウイスキーの父とも呼ばれる竹鶴政孝が務めていました。