[お酒の紹介]

2022年05月25日

余市蒸溜所シングルカスク10年の概要

余市蒸溜所シングルカスク10年は、ニッカウヰスキーが北の自然と創業以来の伝統製法によって生み出された高級シングルモルトウイスキーです。
世界でも稀である石炭直下蒸溜方式が採用されていることから、もろみに適度な焦げができて、香ばしさが備わっていることが大きな特徴です。
気になる味わいは、樽熟成香と麦芽の甘さを感じられ非常に力強く、豊かな果実香が見事に調和しています。その品質は世界にも認められています。

余市蒸溜所シングルカスク10年の生産地

余市蒸溜所シングルカスク10年は、その名が表しているように、北海道・余市にある「余市蒸溜所」で生み出されました。
この地はニッカウヰスキー創業者であり、日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝が、自身のウイスキーづくりの理想郷を求めたどり着いた場所であり、ウイスキーの本場スコットランドと似た気候で、澄んだ空気と豊か水源も兼ね備えています。
余市は、小樽の西、積丹半島の付根に位置しており、モルトウイスキーの原料になる大麦やピートも豊富に獲れることも特徴的です。
ニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社が1934年に余市に設立されてから2年後に、余市蒸溜所でのウイスキーづくりがはじまりました。

余市蒸溜所シングルカスク10年の価値

余市蒸溜所シングルカスク10年は、ニッカウヰスキーのシングルモルトウイスキーの高級ブランドである「余市」の中でも別格の存在です。
そのため、世界的にジャパニーズウイスキーの人気と需要が高まっている中で、余市蒸溜所シングルカスク10年の価値もかなり上がっています。
余市蒸溜所シングルカスクには、1本ずつ番号がふられていて、1つの樽からとれる原酒は最大でも450本程度となっています。
世界中で開催させている栄誉あるコンベンションにおいても、ジャパニーズウイスキーは毎年のように受賞をしており、その中でも別格の存在である余市蒸溜所シングルカスク10年の品質は世界でもしっかりと認められているのです。
さらに、入手も困難ということもあり、特別なウイスキーとして世界中のウイスキーファンに認知されています。
余市蒸溜所シングルカスク10年は市場に出回る機会も少ないため、正確な価値を知ることは難しいですが、買取業者が示している10年物のシングルカスクの買取相場は100,000円〜140,000円程度となっているようです。
買取業者はお酒を買取してそれに利益を乗せて再販するため、少なくとも余市蒸溜所シングルカスク10年の価値はそれ以上であることが推測できます。