[お酒の紹介]
2023年12月12日
【シングルモルト嘉之助】MELLOW LAND, MELLOW WHISKY
嘉之助蒸留所について
嘉之助蒸溜所は、鹿児島県の西岸、日置市の吹上浜に沿って建っており、約9000u敷地を持っています。蒸留所最も大きな特徴は、他の蒸溜所とは異なる3つの銅製ポットスチルを所有していることです。通常、同規模の蒸溜所は2つのポットスチルを使用しますが、嘉之助蒸溜所はこれをさらに1基増やし、3つの異なる特性を持つ蒸留器を活用することで、ウイスキーの香りや味わいに多様性を与えています。この独自の構成が、同蒸溜所の最も際立った特徴であり、他のウイスキーとは異なる個性豊かな酒質を生み出す源泉となっています。
嘉之助蒸留所の歴史
嘉之助蒸溜所は2017年に始まり、「小正醸造」という138年の歴史を持つ焼酎酒造メーカーが嘉之助蒸溜所の母体です。1833年の創業以来、鹿児島県日置市で日本独自の蒸留酒である本格焼酎を作り続けてきました。この蒸溜所の名前は、日本初の熟成焼酎「メローコヅル」の先駆けとして知られる小正醸造 2代目である小正嘉之助に由来しています。
シングルモルト嘉之助とは
シングルモルト嘉之助は、これまでの「Edition」シリーズとは異なり、嘉之助蒸溜所の独自の特徴を存分に表現した製品です。このウイスキーは、嘉之助蒸溜所の個性を余すことなく表現し、同時に幅広いウイスキーファンに蒸溜所の魅力を知ってもらうために開発されました。
シングルモルト嘉之助は、ノンピートな大麦を使用し、アメリカンホワイトオークのリチャーカスクで熟成した原酒を基にしています。この原酒は複数の樽をブレンディングし、ノンチルフィルターのままで、48%まで水を加えてボトリングされました。
二代目小正嘉之助が手がけた樽貯蔵焼酎「メローコヅル」から得た熟成やブレンドの技術を最大限に活かし、"嘉之助蒸溜所らしさを感じられるメローなウイスキー"をコンセプトにしています。酒質の設計には、この特徴を際立たせるために努めています。また、パッケージデザインに関しては、嘉之助蒸溜所のテイスティングルーム「MELLOW BAR」から眺める東シナ海に沈む夕日と水平線をモチーフに採用しています。