[お酒の紹介]
2024年01月08日
【軽井沢ウィスキー】世界が認めたジャパニーズ・ウィスキー
軽井沢蒸留所について
1952年頃に、大黒葡萄酒という社名で始まったオーシャンは、ウイスキーの製造をスタートしました。1955年には、本格的なウイスキー製造を目指して「軽井沢蒸留所」を建設し、翌年からウイスキーの製造に取り組み始めました。「軽井沢」ウイスキーは、長野県北佐久郡御代田町の「軽井沢蒸留所」で誕生しました。1976年に登場したこのブランドは、国産モルト原酒のみを使用し、日本製の100%モルトウイスキーとして注目を集めました。高品質なシングルモルトにこだわり、先駆的な存在として位置づけられました。
しかし、2000年に蒸留所での作業が停止され、新たなウイスキーの製造は行われなくなりました。それ以降は熟成させたウイスキーを販売していましたが、2012年に完全に閉鎖されました。軽井沢ウイスキーは生産されなくなり、その希少価値はますます高まっています。
軽井沢ウィスキーの特徴
軽井沢蒸溜所のウイスキー造りの特徴は、原料と施設への徹底的なこだわりにあります。スコットランド産の伝統的なゴールデンプロミス種麦芽を使用し、浅間山水系の水で木桶でじっくりと発酵させました。その後、小さなポットスチルで慎重に蒸留を行い、シェリー樽で熟成させることで、独特の香りを生み出していました。
また、特筆すべき点としては、蔦で覆われた貯蔵庫が挙げられます。この蔦が貯蔵庫内の温度と湿度を一定に保ち、軽井沢の冷涼な気候と相まって、理想的な環境をウイスキーの熟成に提供していました。これらの要素が融合し、軽井沢蒸溜所のウイスキーに特有の品質と風味を生み出していました。
軽井沢ウィスキーの受賞歴
〇軽井沢 ピュアモルト 12年
2001年にはIWSCのワールドワイドウイスキー部門で金賞を受賞
〇軽井沢 マスターズブレンド 10年
2002年、IWSCのワールドワイドウイスキー部門で金賞を受賞。
〇軽井沢 シングルモルト 15年 、17年
2004年、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジで金賞を受賞。