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[お酒の紹介]

2024年03月07日

【竹鶴21年】飲みやすいウイスキー

竹鶴ウィスキーとは


 2000年には、ニッカウヰスキーから「竹鶴12年ピュアモルト」として市場に登場しました。
「ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいピュアモルトウイスキーを」というアイデアに基づいて開発が進められ、その結果誕生しました。現在では、様々な製品がラインナップに加わり、国際的なウイスキー品評会で高い評価を受けるなど、ニッカウヰスキーの象徴的な製品となっています。
 ちなみに、この製品の命名については、発売当時の取締役相談役であった竹鶴威が、出身の竹鶴酒造に商標の使用に関する問い合わせを行った結果、洋酒であることから快諾されたとのことです。

 

竹鶴21年の特徴


 竹鶴の原酒は、ニッカウヰスキーが所有する「余市蒸溜所」と「宮城峡蒸留所」の2つの異なる場所で蒸留されたモルト原酒を組み合わせてヴァッティングすることによって製造されています。
 長期熟成された余市のモルトの厚みと、宮城峡のフルーティさの組み合わせ。21年以上熟成した原酒をブレンドしたピュアモルトのため、 熟成したピーチやトロピカルフルーツのような果実の香りが感じられ、豊かで濃厚な香りとリッチで華やかな樽香も魅力的な特徴です。
 竹鶴21年は竹鶴シリーズの中でも最高峰の銘柄で、残念ながら原酒不足により販売終了となった幻のブレンデッドモルトです。

竹鶴21の受賞歴


 「竹鶴21年ピュアモルト」は、イギリスのウィスキー専門誌「ウィスキーマガジン」が主催している世界的なウイスキーコンテスト「ワールド・ウィスキー・アワード(WWA)」において世界最高峰の栄誉に当たる世界最優賞、「ワールド・ベスト・ブレンデッド・モルト(ピュアモルト)」を受賞しました。
 竹鶴21年は世界的な賞を数多く受賞しています。
 ● ISC 世界最高賞「トロフィー」受賞(1回)
 ● ISC 金賞受賞(7回)
 ● ISC銀賞受賞(2回)
 ● WWA ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト受賞(4回)

竹鶴21年の販売価格


 竹鶴21年は現在、定価の約5倍の価格で取引されています。
 近年海外での人気の上昇や、国内でもハイボールのブームなどの影響により、ウイスキーの需要が急増しています。その結果、原酒の供給が追いつかなくなっています。特に2020年に終売された後、価格はさらに急上昇しました。
 ウイスキー市場の最近の動向を考慮すると、竹鶴21年の価値は比較的安定しており、将来的に下落する可能性は低いと考えられます。終売の影響で今後価格が一層上昇し、数年後には相場価格が10万円を超える可能性もあるでしょう。

 

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