[お酒の紹介]

2024年04月29日

概要

　「フロム・ザ・バレル」は1985年発売のニッカウヰスキーを代表するブレンデットウイスキー。アルコール度数は51％。このウイスキーはブレンドされた後、再度樽に入れて熟成させる『マリッジ製法』によって作られており、バランスの取れた味わいを持っています。
2015年にイギリスの酒類専門出版社が主催する品評会、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）」のウイスキー部門で最高賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。

歴史

　1985年にニッカウヰスキーから発売されたフロムザバレルは、当初は「特級」ラベルが付けられ、1989年に酒税制度が変わり税負担が軽減されました。初期は受け入れられなかった重厚で力強い味わいが、後に多くの賞を受賞し、日本で人気を博しています。2009年にはベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウィスキーを受賞し、2011年から2016年までの間にはISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で6年連続で金賞を受賞しました。2015年にはISCで450以上のウィスキーの中からトロフィーを受賞し、世界的に高い評価を受けています。発売当初は2000円で販売されていましたが、現在は2400円と価格が上昇し、品薄になるほどの人気となっています。

テイスティング

フロムザバレルの華やかな風味を楽しむなら、ハイボールがおすすめです。フルーティーで甘さもあり、ほのかなスモーキーさも感じられますが、それぞれが程よく調和しており、高いアルコール度数によってしっかりとした味わいがあります。
ストレートで飲むと、強いバニラの香りと甘さ、木の香りが感じられます。
ロックで飲むと、よりまろやかになりつつも、冷やされたことで甘さが抑えられ、余韻はビターな印象を与えます。