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[お酒の紹介]

2024年05月14日

【サントリーローヤル】家でリッチなハイボールに

概要


 サントリー創業60周年を記念して、「サントリーオールド」の上位版として作られた銘柄です。1960年にリリース。サントリー創業者である鳥井信治郎の渾身の遺作とも言われており、日本人の繊細な味覚にふさわしい黄金比をつくりあげたお酒です。

製法


 ローヤルが発売された当時、サントリーの白州蒸溜所と知多蒸溜所はまだ存在していませんでした。そのため、発売当初のローヤルには白州モルトや知多グレーンが使用されておらず、山崎蒸溜所のモルト原酒のみが使用されていました。現在では、山崎蒸溜所のモルトを基軸に、白州蒸溜所のモルトや知多蒸溜所で作られたグレーン原酒がブレンドされていると推測されます。

ボトルデザインの変遷


 当初のボトルデザインは、漢字の「酉」の形を模しており、酒器をイメージした重厚なデキャンタスタイルでした。このデザインは現在も基本的には継承されています。
 1970年代以降、家庭用や贈答用としての用途に加え、バーなどでの使いやすさを考慮したスリムボトルも登場しました。1990年代には、スリムボトルが導入され、バーのバックバーに並べやすい機能的なデザインが採用されています。
 さらに、数量限定で毎年異なる干支をモチーフにしたデザインも人気があります。
2000年代には、ローヤル12年や15年などのプレミアムラインが登場し、それぞれの熟成年数を強調した特別なデザインが施されています。
サントリーローヤルのボトルデザインは、創業者の思いと日本の美意識を反映し続けています。

テイスティング


 ストレート:香りは上品で青りんごのようなフルーツ感もあります。「華やか」という言葉が合います。甘いのが苦手な人には甘すぎると感じるかもしれません。
 ロック:熟したベリーの甘さとバニラ感が口全体に広がります。冷えていくにつれ、甘さも抑えられていくので、甘いと感じたときにおすすめの飲み方です。
 ハイボール:フルーティーではちみつのような甘さがあり、高級感を感じられます。炭酸の量を調節して自分の好きな味を見つけてみてください。

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