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[お酒の紹介]

2024年06月17日

【アムルット】世界が注目するインドのウイスキー

概要


 1948年、ラダクリシュナ氏により創業されたアムルット蒸留所。蒸留所は、高い標高に位置しており、立地環境にちなんで山脈をラベルデザインにしていることが特徴になります。1945年に設立されたアムルット社は、サンスクリット語で「人生の霊酒」を意味する名前を持つ、インドの大手酒造メーカーです。アムルット社は、ブレンデッドウイスキーが主流の閉鎖的なインドのウイスキー市場で、2004年からシングルモルトウイスキーの生産に挑戦しました。ナーランジやカダンハムなどのシングルモルトを製造するにあたり、実験的なウイスキーを次々とリリースし、その品質は世界中で高く評価されました。現在、アムルットの成功を受けて、ポールジョンなど他のインディアンウイスキーのシングルモルトもインド国内で生産されるようになっています。このように、アムルットの成功により、インディアンウイスキーはインド国内だけでなく、世界でも広く飲まれるウイスキーへと成長しています。

アムルット蒸留所


 アムルット蒸留所のある土地は熱帯地域にもかかわらず、夏は37度以上にならず、冬は12度を下回らないインドのなかでは過ごしやすい場所で標高も高く914mあります。熱帯気候でありながら寒暖差があるバンガロールは農作物を育てるのにうってつけの環境であることから、「田園都市」といわれています。そんな特異な環境が「アムルット」の味わいに大きく影響し、インドにおいて世界に通用するシングルモルトウイスキーを造るのは革新的なことです。

ラインナップ


特徴的な三種類をご紹介。
「アムルット インディアン シングルモルトウイスキー」はアムルットのフラッグシップ的ボトルとなります。このボトルは2008年と2009年のモルト・マニアックスアワードで銅賞を受賞し、世界的に高く評価されています。無着色、ノンチルフィルタードで、リッチでフローラルな香り、トロピカルフルーツやハチミツの風味が特徴です。口当たりはスムースで、シリアルやバニラアイス、マンゴーの味わいが楽しめます。アムルットを知るのに最適な一本です。
「アムルット フュージョン」はインドで作られた大麦と、スコットランドの大麦を使って作られたアムルット。比率は75%がインド産のノンピート、25%がスコットランドのピーテッドとなります。
「アムルット ピーテッド」はスコットランド産のフェノール値15〜20ppmのピーテッド麦芽を使用してつくられたスモーキーなアムルットです。味わいは香りとは裏腹に蜂蜜やメープルシロップの甘味がメインで、その後徐々にスモーキーさが訪れます。

飲み方


 アムルットの味わいをそのまま堪能するなら、ストレートから飲み進めるようにしましょう。水割り、ハイボールなどの加水する飲み方との相性も悪くありません。香りがより引き立つ飲み方としてトワイスアップはおすすめになります。

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