[お酒の紹介]
2024年06月21日
【ヴーヴクリコ】太陽のように輝くシャンパーニュ
ヴーヴクリコの歴史
ヴーヴクリコ(Veuve Clicquot)は、フランスのシャンパーニュ地方に本拠を置く高級シャンパンブランドです。1772年にフィリップ・クリコによって設立され、父に代わりメゾンの経営を行っていたフランソワでしたが、1805年に亡くなり、その未亡人であるバルブ・ニコル・ポンサルダンが経営を引き継ぐ。「ヴーヴ」(Veuve)はフランス語で「未亡人」を意味し、ブランド名の由来となっています。
彼女はシャンパン製造においても経営においても非常に優れており、その後もブランド力を向上させ続け、フランスを代表するシャンパンブランドのひとつに成長する「ヴーヴ・クリコ(クリコ未亡人)」の基盤を築きました。
その彼女の強い「品質へのこだわり」を引き継ぎ、会社は海外への輸出にも成功し、イギリスのエリザベス2世にも大変気に入られ、英国王室御用達となり、世界有数のシャンパンブランドとして揺るぎない地位を確立しました。
現在はLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの一部として運営されています。
ヴーヴクリコの特徴
ヴーヴクリコは、シャンパーニュ地方の特定の村から収穫された最高級のブドウを厳選し、品質管理に徹底しています。発酵から熟成まで、各段階で最適な環境を整え、シャンパンの品質を最大限に引き出す技術と経験を活かしています。クリコ未亡人が発明した澱抜き法により、シャンパンの澱を効率よく取り除き、透明度と品質を向上させています。
常に新しい技術を取り入れ、品質向上と効率化を図っています。250年以上の歴史と伝統を大切にしつつ、新しい技術や方法を積極的に採用することで、常に最高のシャンパンを提供しています。
自社畑を所有し、ブドウの栽培から収穫までを一貫して管理しています。畑の土壌や気候条件を最大限に活かし、テロワールの特性を引き出しています。さらに、環境に配慮した農業手法を取り入れ、持続可能なシャンパン製造を目指しています。
また、ヴーヴクリコはボトルやパッケージのデザインにもこだわり、エレガントで高級感のある外観を追求しています。鮮やかなイエローラベルはヴーヴクリコのシンボルであり、ブランドの個性と高品質を象徴しています。
ヴーヴクリコの特別ビジネス
マダム・クリコは「品質はただ一つ、最高級のみ」という経営理念を徹底し、ヴーヴ・クリコを世界的なシャンパーニュメゾンへと成長させました。
その当時、女性がビジネスの世界で活躍することは珍しかったため、マダム・クリコは現代のビジネス・ウーマンの先駆けとして「ラ・グランド・ダム(偉大なる女性)」と称されています。このような背景から、ヴーヴ・クリコ社では働く女性を応援するために、2つの賞を設けています。
●ヴーヴ・クリコ・ビジネスウーマン・アワード
●ニュー・ジェネレーション・アワード
この賞は、働く女性を称えるものであり、これまでに世界27カ国から350名以上の女性の活動を取り上げ、表彰しています。
頑張っている女性や革新を愛する方への贈り物に最適なシャンパーニュ、「ヴーヴ・クリコ」。お祝いの際のプレゼントとして、または自分へのご褒美として味わってみてはいかがでしょうか。