[お酒の紹介]
2024年07月30日
【村尾】幻の芋焼酎
村尾酒造
村尾酒造は、鹿児島県薩摩川内市の自然豊かな山里にある日本の伝統的な酒蔵で、特に芋焼酎の生産で知られています。特に「村尾」という銘柄は、高品質の芋焼酎として評価されています。伝統的な製法を守りながらも、新しい技術や方法を取り入れることで、常に高い品質の焼酎を提供しています。
村尾酒造は、地元の自然環境を大切にし、地元の素材を活かした酒造りを行っています。また、地元の文化や伝統を尊重しながら、未来に向けた酒造りを目指しています。村尾酒造の焼酎は、特にお祝い事や贈り物としても人気があり、その品質の高さから、多くの人々に愛されています。
村尾焼酎とは
「村尾」は、「魔王」「森伊蔵」と並び、入手困難な幻の芋焼酎として3M(スリーエム)の一つに数えられています。
2000年代に本格焼酎ブームが起こった際、3Mは爆発的な人気を誇りました。現在はブームがやや落ち着いたものの、3Mは依然として定価を超える価格で取引されています。
村尾の特徴は、3Mの中でも特に芋焼酎らしい重厚な味わいを楽しめる点です。その深いコクと豊かな香りが、焼酎愛好者に高く評価されています。
村尾焼酎の特徴
●芋焼酎らしい深いコクと重厚感が特徴です。飲みやすさが特徴の「魔王」、バランス感が際立つ「森伊蔵」に対し、村尾は独自の魅力を持っています。単に芋の香りが強いだけでなく、芋の甘味とともに、焼き芋を思わせる香ばしい風味を楽しむことができます。この深みのある味わいが、飲んだ人の心をつかんで離さない人気の秘密といえるでしょう。
●村尾は「かめ壷仕込み」によって製造される芋焼酎です。現在、多くの焼酎はステンレス製のタンクで発酵・熟成されますが、かつては甕壷を使って仕込みが行われていました。甕壷には無数の気孔(極微細な穴)があり、この穴から酸素を取り込むことで発酵・熟成が促進されます。また、気孔にはさまざまな微生物が住み着き、焼酎造りに影響を与えます。村尾の独特な味わいは、代々受け継がれている甕壷によって生み出されているといっても過言ではありません。
●大量生産ではなく、少量生産にこだわり、一つ一つ丁寧に手作りで製造しています。そのため、生産量は限られていますが、品質が非常に高いです。