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2024年08月08日

【ガヤバルバレスコ】イタリアワインの女王


概要


 「バルバレスコの王」や「イタリアワイン界の帝王」と称される、イタリアを代表するトップ生産者です。1859年にピエモンテ州で設立されたワイナリーであり、3代目のジョヴァンニ ガヤ氏の時代にバルバレスコが高評価を受け、トップ生産者としての地位を確立しました。現在は4代目のアンジェロ ガヤ氏が率いており、1961年からワイン造りに携わっています。彼はバリック樽の使用や単一畑のワイン生産など、様々な改革を行い、品質をさらに向上させました。1990年代にはトスカーナ州でもワインを手掛け、2つの州で世界的な評価を得ています。2020年現在、彼は3人の子供たちと共にワイン造りを続けています。ガヤはイタリア最も権威あるガイドブック「ガンベロ ロッソ」で最多の最高評価を獲得しており、アンジェロ ガヤ氏は2019年に「ワインメーカーズ ワインメーカー アワード」を受賞しました。ガヤのバルバレスコはガヤファミリーの代表銘柄であり、「ワイン界のモーツァルト」とも称され、世界的なワイン誌でも高評価を得ています。

特徴


 「バルバレスコの最高峰とされるワインは、複雑で満足感のある味わいが特徴です。豊富で細かいタンニンからは厳格さを感じさせ、果実味や酸味のバランスが絶妙で、繊細さと上品さも兼ね備えています。これらの要素から、品格を持つ『ワインの女王』と称されるバルバレスコの頂点に位置するワインといえるでしょう。熟成が進むと、成分が溶け合い、よりまろやかで成熟した風味が増し、落ち着いた妖艶な味わいに変化します。
 この高品質を生み出す要因はいくつかあります。
 一つ目は品種の個性。ネッビオーロは、透明感のある色調と強い酸味、収斂性のあるタンニンが特徴です。長期熟成によって酸とタンニンがワインに溶け込み、タバコやトリュフ、革のような複雑な風味が現れます。
 二つ目は最優良区画。使用されるブドウは、ガヤが所有する14の畑から選ばれたもので、それぞれのテロワールの特徴が組み合わさり、複雑で充実したワインを生み出します。これらのワインは長期熟成により真価を発揮し、美しさと品格を備えています。
 三つ目は品質管理。ガヤは、品質に妥協せず、納得のいかない年には生産しないほどの徹底ぶりです。バリックの使用や発酵温度の調整によって、タンニンを柔らかくする工夫もしています。
 これらの手法は伝統的な生産者との対立も生みましたが、全ては最高のワインを生むための哲学に基づいています。

外観・香り・味わい


 外観は深みのあるルビーレッドで、熟成が進むと透明感のあるレンガ色に変わります。チェリーやカシスの果実香にバラの華やかさが加わり、複雑で充実感のある香りが広がります。熟成するほど、トリュフや革製品の香りが加わり、落ち着いた妖艶な香りになります。味わいは果実味が豊かで、厳格なタンニンと美しい酸がバランスよく調和し、品格とエネルギーを感じさせる味わいです。長い余韻が続き、熟成により成分が溶け合い、まろやかで魅惑的な味わいに成長します。

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