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2022年01月07日 [お酒の紹介]
ワイン愛好家たちの憧れ【ロマネコンティ】
ロマネコンティの概要
DRCロマネコンティとは、生産者であるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティが生み出した傑作で、ブルゴーニュ最高峰の赤ワインです。
ワイン愛好家ならもちろんですが、ワインを知らない人でもよく耳にする世界でも最も有名な逸品で、ワインを飲む人々の憧れとなっています。
グラスを傾けると輝くようなルビー色とかぐわしいアロマのような香りを感じられ、その味に魅了されない飲み手はいないとまで言われています。
ロマネコンティは、ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村にあるピノ・ノワール種の特級畑の名前でもあり、畑の広さはわずか1.8haしかありません。
一般的にブルゴーニュでは、1つのブロウ畑を複数の生産者が分割所有していますが、ロマネコンティはその製造元であるDRC社が単独で所有しているため、ロマネコンティという名のワインはDRC社しか製造していません。
年間で約6,000本しか生産させない希少性も、ロマネコンティの価値を高めています。
ロマネコンティの歴史
ロマネコンティには2000年以上の歴史があり、ローマ時代まで遡ります。
かつてその地を支配していたローマ人が、統治とブドウ栽培への感謝からこの村の極上の畑に「ロマネ」という名前を送ったのがその始まりとされています。
中世の頃はサン・ヴィヴァン修道院がその地の大部分を所有しており、18世紀初頭には、ルイ14世が持病を治療するために、毎日スプーン数杯分の「ロマネコンティ」を処方していたというエピソードも受け伝えられています。
その後は畑が競売にかけられ、所有権をめぐりルイ15世の寵姫ポンパドール夫人と、軍事顧問的な役割を担っていたコンティ公との間で争奪戦が行われました。
1760年に正式にコンティ公が所有者となり、ブドウ畑が「ロマネコンティ」になりました。
1789年のフランス革命によって畑は没収されましたが、ロマネコンティという名前は残りました。
1794年には正式にロマネコンティと命名され、現在まで伝わる最高級ワイン「ロマネコンティ」が誕生しました。
ロマネコンティの価格
DRCロマネコンティは、世界で最も高価なワインとして知られており、年間の生産本数が6000本前後と少ないため、希少価値も相まってかなりの高値で取引されています。
気になる価格は、オフヴィンテージでも1本100万円以上で、良年のワインには200〜300万円もの値がつくことがよくあります。
年間で6000本程度しか製造されないワインはどんどん消費されるため、時の経過と共にその価値はどんどん高まっていきます。