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2022年01月19日 [お酒の紹介]
世界的な高評価ワイン【エシェゾー】
エシェゾーの概要
エシェゾーとは、フランス、ブルゴーニュ地方のフラジェ・エシェゾー村にある畑の名前であり、ここで栽培されたブドウから生産されたワインを指します。
エシェゾーは、最上級のブドウを産出する特級畑としてグラン・クリュに格付けされていて、一般的には高品質なワインとして取引されています。
ワイン生産者のことを「ドメーヌ」と呼びますが、エシェゾーのドメーヌはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)」を筆頭に、エマニュエル・ルジェ、デジャック、メオ・カミュゼ、メゾン・シャルル・トーマ、ドメーヌ・ジョルジュ・ノエラなどの名だたる生産者がおり、全部で84となっています。
そのため、一口でエシェゾーのワインと言っても、その出来栄えはさまざまです。
また、エシェゾーは標高約250〜300mに位置しており、上部はかなり傾斜がきつく、日当たりや水はけ共に優れていますが、下部はそれほど水はけが良くないため、栽培されるワインの仕上がりも異なり、それは価格にも大きく反映されます。
エシェゾーの歴史
フラジェ・エシェゾー名前は、この村の土地を所有していたローマ人フラヴィウスに由来しています。
エシェゾーは、ラテン語で「古びた家、小屋」を意味しています。
13世紀にシトー派修道院が入植したことによりワイン造りが開始され、 本来のエシェゾーは面積が3.55haの小区画でした。1937年のAOCを制定するときに周辺の10の小区画もふくめ格付けさたことから、現在の11の小区画が特級畑となりました。
エシェゾーの味わい
エシェゾーは84のドメーヌが生産を行っているため、商品によって味わいは異なりますが、基本的に色あいは透明感があるとても美しいルビー色で、香りにはプルーン、スパイス、動物などのアロマがあります。
若いうちはバラやスミレのようなフレッシュさがあり、熟成するほどに、毛皮、茸、なめし革などの香りを伴うようになっていきます。
肝心の味わいは、ソフトなタンニンによる非常に心地よいバランスがとれたまろやかさが感じられるようになっています。
ちなみに、凝縮された味わいが感じられるようになるには4〜5年が必要とされています。
エシェゾーで造られるブドウの品種は、ブルゴーニュ原産のピノ・ノワールのみで、とてもデリケートであるため栽培は難しいと言われています。
それにより、ワインの味わいは造り手の影響を受けやすくなっています。