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2022年02月24日 [お酒の紹介]

【マルス ル・パピヨン シリーズ】世界でも類をみない蝶をモチーフにしたウイスキー

マルス ル・パピヨン

マルス ル・パピヨンシリーズの概要



四季の移り変わりはウイスキーの熟成を促し、味わいを豊かにしてくれますが、「マルス ル・パピヨンシリーズ」は、日本の四季折々の気候風土やその自然環境の素晴らしさを、その名が表す通りに、日本に生息する蝶をモチーフにして製造されたウイスキーです。
マルス ル・パピヨンシリーズにはたくさんの種類が発売されていますが、その全てがシングルカスクまたはダブルカスクでボトリングされています。
毎回発売される本数が限定されていることから、いずれも希少価値が高いのが特徴です。


マルス ル・パピヨンシリーズの製造元



マルス ル・パピヨン シリーズの製造元は、鹿児島県の総合酒類メーカー「本坊酒造」です。本坊酒造では、ウイスキー造りの理想を求めて、鹿児島県以外にも山梨県や長野県で蒸留所を開設してきました。
鹿児島県南さつま市にある「マルス津貫蒸留所」は、薩摩半島の西部に位置し、万之瀬川支流の加世田川に沿って長くのびている盆地にあることから、夏は暑く冬は寒い、南薩摩では気候的にはかなり厳しい地域です。ただし、良質な水資源に恵まれ、ウイスキー造りには非常に適している場所にあります。
長野県上伊那郡の現在地にオープンした「マルス信州蒸溜所」は、中央アルプス駒ヶ岳山麓の標高798メートルの緑深い木々に覆われた場所に位置しており、マルス ル・パピヨンシリーズ以外にも、シングルモルト「駒ヶ岳」など各種ブレンデッドウイスキーを製造しています。


マルス ル・パピヨンシリーズの特徴



世界中では数えきれないほどのウイスキーが製造されていて、ラベルにはさまざまな花や動物が描かれている商品も少なくありませんが、昆虫である蝶だけをモチーフにしたウイスキーは、マルス ル・パピヨンシリーズ以外には例がないと考えられます。
このシリーズが発売されたのは2017年の2月からですが、2021年の12月までの約5年間で11種類ものもボトルが発売されています。
種類ごとに全て異なる蝶が描かれており、実はそれぞれの蝶にふさわしい原酒が選ばれています。これは、製造元である本坊酒造の社長「本坊和人」のこだわりで、自然豊かな南薩摩の山野で、子どもの頃に昆虫採集、特に蝶をつかまえることに夢中になっていたことが「マルス ル・パピヨンシリーズ」を生み出した要因となっています。
ちなみに、本坊社長は鹿児島から慶応義塾大学に進学し、大学の昆虫研究会に入部しました。卒業後は本坊グループが所有していた工場があるブラジルに自ら赴任を志願し、ブラジルに生息する蝶を採集していたほどの筋金入りの蝶好きです。

マルス ル・パピヨンシリーズのライナップ



1. マルスモルト ル・パピヨン オオルリシジミ
2012-2016 限定599本 アメリカンホワイトオーク

2. マルスモルト ル・パピヨン アオスジアゲハ
2013-2017 限定215本 バーボン樽

3. マルスモルト ル・パピヨン ミヤマシロチョウ
2014-2017 限定585本 アメリカンホワイトオーク

4. マルスモルト ル・パピヨン ツマベニチョウ
2014-2018 限定182本 バーボンバレル

5. マルスモルト ル・パピヨン ミヤマカラスアゲハ
2014-2018 限定560本 アメリカンホワイトオーク

6. マルスモルト ル・パピヨン イシガケチョウ
2015-2019 限定464本 シェリーバット

7. マルスモルト ル・パピヨン ギフチョウ
2013-2019 限定576本 アメリカンホワイトオーク

8. マルスモルト ル・パピヨン ダブルカスク ヤクシマルリシジミ
2015-2019 限定469本 バーボンバレル

9. マルスモルト ル・パピヨン クモマツマキチョウ
2015-2020 限定643本 シェリーバット

10.マルスモルト ル・パピヨン クジャクチョウ
2016-2020 限定635本 シェリーバット

11. マルスモルト ル・パピヨン シングルカスク ミヤマシロチョウ
2014-2017 限定585本 アメリカンホワイトオーク
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