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2024年11月29日 [お酒の紹介]
【碧Ao】世界5大ウイスキーをブレンドしたウイスキー
概要
2014年、サントリーグループはビーム社と提携し、「ビームサントリー(現サントリーグローバルスピリッツ)」を設立。これにより、世界5大ウイスキー産地すべてに蒸溜所を持つ唯一のスピリッツメーカーとなりました。この環境が、「世界5大ウイスキーの原酒を用いたブレンデッドウイスキー」を生み出すきっかけとなり、世界5大ウイスキーの魅力を一瓶に集約した革新的、新たな挑戦として「碧Ao」のプロジェクトが始動しました。
開発をリードした福與伸二氏は、各国の蒸溜所を視察し、異なる原酒を融合させる試みに取り組みました。初めての挑戦に戸惑いながらも、妥協を許さない姿勢で開発を進め、「継承と革新」の理念を具現化した「碧Ao」が誕生しました。
「碧」という名前には、「青い空や海、自然の壮大さをイメージした世界観」が込められており、日本ならではのクラフトマンシップを感じさせる商品です。比較的新しいブランドであるため、長い歴史を持つウィスキーではありませんが、サントリーが培ってきたウィスキー製造の伝統や背景が、その基盤となっています。
味わい
「碧(Ao)」は、世界5大ウイスキー産地の原酒が融合した、複雑で奥深い味わいが魅力です。グラスを近づけると、華やかな香りに植物の茎を思わせる若々しさが加わり、続いてバニラやカカオの濃厚な甘さ、南国系フルーツのバナナやパイナップル、そしてしっとりとしたドライプラムの香りが広がります。奥にはスパイシーなニュアンスも潜み、立体的な香りを楽しめます。
口に含むと、デーツや枝付きレーズン、ドライプラムのフルーティーな甘みから始まり、バニラカスタードやサツマイモタルトのまろやかな風味が続きます。さらに、シナモンやウッドスパイスがアクセントを添え、甘みがサッと引いた後にスパイシーさや樽由来のニュアンスが現れるという、繊細な味の変化を堪能できます。
おすすめの飲み方
●ストレート
原酒の複雑な香りや味わいをダイレクトに楽しむならストレートがおすすめです。飲む前に少量ずつ香りを確かめ、時間の経過とともに変化する風味を堪能できます。
●ロック
氷によってゆっくりと味わいが変化するのがロックの魅力です。時間とともに甘みやスパイシーさが引き立ち、飲み飽きない楽しみ方です。
●ハイボール
爽やかな飲み心地を楽しむならハイボールがおすすめです。炭酸で割ることで、青リンゴのようなフルーティーさや酸味が際立ち、食事との相性も抜群です。
●水割り
柔らかな口当たりで、味わいが一層まろやかになります。香りが広がりやすく、初心者にも飲みやすいスタイルです。
●ホットウイスキー
寒い季節にはお湯割りにして、ふんわりと香る甘さとスパイシーさを楽しむのもおすすめです。
どの飲み方でも、碧の多彩な風味が引き立つため、好みやシーンに合わせて選べます。